島崎藤村 / 1906年
被差別部落出身の青年教師・瀬川丑松が出自を隠す「戒め」と告白の苦悩を描いた日本自然主義文学の先駆。飯山の雪深い風景と教育現場が舞台。
映画化
「破戒」映画版
千曲川は其処を流れている、犀川は其処で千曲川に落合う。
瀬川丑松は信州飯山の生れである。
丑松は長いこと戒めを守って来た。
千曲川の水は濁って、冬の空の色を映した。