野上弥生子 / 1956年
大正から昭和にかけての知識人の苦悩を描いた大河小説。大分県臼杵出身の野上弥生子が、故郷の城下町の記憶を作品に織り込んでいる。
臼杵の城下町は、石畳の坂道が続く静かな町だった。
石仏の微笑みは、千年の歳月を経てなお穏やかだった。