紫式部 / 1008年
世界最古の長編小説の須磨・明石の巻。都を離れた光源氏が須磨の浦で侘び住まいし、明石の君と出会う。須磨の月と明石の浜が物語の転換点となる。
須磨にはいとど心尽くしの秋風に、海はすこし遠けれど、行平の中納言の「関吹き越ゆる」と言ひけむ浦波、夜々はげにいと近く聞こえて。
恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉