金子みすゞ / 1930年
「みんなちがって、みんないい」で知られる夭折の童謡詩人。下関・仙崎の海と自然を背景に、やさしさと哀しみが同居する珠玉の詩を遺した。
わたしと小鳥と鈴と、みんなちがって、みんないい。
大漁だ大漁だ大羽鰮の大漁だ。浜は祭りのようだけど、海のなかでは何万の鰮のとむらいするだろう。
みんなちがって、みんないい。
大漁だ、大漁だ、大羽鰮の大漁だ。浜は祭りのようだけど、海のなかでは何万の鰮のとむらいするだろう。
海は広いな大きいな、月が昇るし日が沈む。けれど海の向こうには何があるのでしょう。