石川啄木 / 1910年
「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」など、望郷と青春の哀歓を三行書きの短歌で詠んだ啄木の代表歌集。故郷・渋民の風景が原点。
ふるさとの山に向ひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな
「ふるさとの山に向ひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな」
「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」——青春の城跡。